加藤裕
2012年12月
« 11月   2月 »
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  
加藤裕/Kato Yu
美味時間 –うまいとき

東京のレストランで調理を学び、海外の料理学校へ。
帰国後、日本に食の楽しさを伝えたいとパリのティーブランド「THE O DOR」(テオドー)をはじめ、欧州を中心に日本未上陸の蜂蜜やジャムなどの海外ブランドのバイイングを行い、2012年に「食」のプロフェッショナルの方々とチームを編成し、ケータリング、コンセプト、レシピ、新規プランニングなどを提案するコンサルティングカンパニー株式会社F connectionを設立。


月別アーカイブ: 12月 2012

お茶っておいしいんですよ!

今日はちょっとパリの情報ではなく、宣伝です。
レシピを生み出すことや、食に関するプランを作ることも私の仕事ですが、
もう一つの私の仕事、それはインポーターです。

輸入している様々な商品から、今回はフランス パリから紅茶ブランド、
「THE Ô DOR | テオドー」がOPENERSのウェブストアrumorsで販売が再開です。
再開と言いましたのは、今回販売ライナップを一新させていただき、
この時期にぴったりのクリマスブレンドなどもご用意しました。

こんな機会なのでテオドーとの出会いを書いてみようかと思います。

ブランドのご説明はブログに書くと長くなってしまうので、 是非OPENERSの以下の記事でご覧ください(笑)

Page1 THE Ô DOR|rumorsのために選んだ16種類のお茶

Page2 THE Ô DOR|トラディショナルな紅茶の世界に立ち向かう、“反骨のパリジャン”

Page3 THE Ô DOR|フランス人によくある性格をモチーフにした、ユニークなチャート表
テオドーに出会ったのは2006年の1月。フランスの展示会でした。


そこはフランスで1番大きな展示会で様々なカテゴリーに分かれた会場がいくつもあります。1店ずつじっくり見てはいられない規模なので、私はいつも2日間ざっと見ながら会場すべての通路を歩きます。気になったところはマップに印を残し、残りの3日間で印をマークしたお店をじっくりとみて、交渉を進めていくというスタイルです。

2日間ざっと見て回ったときも、3日目のじっくり回ったときもまったくテオドーに気づいていませんでした。本来テオドーはティーメゾンなので食品のカテゴリーに出展しているはずが、ホームデコのカテゴリーに出展していたことに加え、ブースが全面半透明のプレハブで囲われていて、なんのお店なのかまったく分からなかったのです。

4日目ももう終わりという中、印をつけた出展ブースをまわり足も疲れたし、帰ろうかと思いながらとぼとぼとブース前を過ぎた時でした。目に入ったのは茶箱・・・。
プレハブの足元だけが一部透明になっており、茶箱だけが目に飛び込んできたのでした。

「ん?ここなんのお店?」

と思い中を覗き込みながら入ってみると、そこにはカラフルな缶とさまざまな茶葉が並んでいました。 そして、一人の元気な女性のスタッフが丁寧に商品の説明をはじめてくれたのです。
この展示会場では、まずは「ビジネスカードを出してください」と言われ、「ミニマムはいくらです」「プライスリストはこちらです」とすぐに商談スタートといったブースばかりです。
ところがテオドーは、彼女がひとつひとつお茶の特徴や、ブレンドのユニークさ、隠れたブランドのストーリーなどを本当に楽しそうに説明をしてくれたのです。

「彼女はこのブランドが大好きなんだろうな。どんな魅力を持つティーメゾンなんだろう」

不思議と他の出展ブースと違い、熱心にプロダクトの素晴らしさのみを語る彼女と話しをしていたら、飲んでみたい!と思わされていました。
がしかし・・・このブースでは飲めないと言われ がっかりしていたら、パリの16区にお店があるからそこでお茶も買えるとのことで慌ててお店へ向かいました。
お店に到着した時にはすでに閉店時間を過ぎていたのにも関わらずお店を開けて突然やってきた日本人にも先ほどの彼女のように丁寧に説明をしてくれたのでした。

そこで私は色々と説明を受け、お茶本来の品質を見るためにシンプルな紅茶とフレーバードティーを数種類購入し、試飲するためホテルへ帰りました。
まずテイスティングしたのはブレックファストブレンドでした。
香りづけはぜずに茶葉のみを組み合わせ朝食のミルクティーに合わせたブレンドです。一般的に細かく加工された茶葉を使うため自分が感じるところでは、あまりより品質をブレンドしているブレックファストブレンドに出会ったことは今までありませんでした。
ところがテオドーは違いました。ストレートでもとても美味しい。そしてミルクを加えるとより美味しい。こんなブレックファストブレンドと出会ったのは初めてでした。
心に衝撃を受けたのを今でも覚えています。

そして、次はフレーバードティー。今だから正直に書きますが、私はフレーバードティーがとても苦手でした。人工的で紅茶の味わいよりも前に立つ香りが、どうも好きになれなかったのです。ところがテオドーのフレーバードはすっと喉に吸い込まれ、香りとともにしっかりと茶葉の味わいを感じ、香りのブレンドの緻密さを感じることができました。本来自分が苦手な分野だけにより一層驚いたのを覚えています。

そこで思ったのは、「この紅茶を日本のみなさんに飲んでもらいたい!」

翌日、会場で真っ先に向かったのはテオドーのブースでした。

そして、そこで出会ったのはテオドーの創業者で、ブレンダーであるギョーム・ルールさんでした。昨日ブースを訪れお店を訪ねたことや、彼の作り出すブレンドに感じた驚きなどすべてを話しました。そして、日本で販売したいという考えを伝えたのです。

すべての話しを終えた後彼が言ったことは、40種類以上のお茶を扱ってほしい、温度を管理して最高の状態でお客様に提供できるようにコントロールしてほしい。日本で販売するための条件はこの2つだけでした。売り上げや、数字のことではなく商品を大事に扱ってほしいというただそれだけでした。そこで私は、このブランドも、商品もすべてが彼にとっては自身の子供のように大切な存在だと感じました。

そこから5年たった今、少しずつ日本のお客様に彼の作り出したお茶の楽しさとおいしさを伝えられていることをとてもうれしく思います。

それ以降、テオドーは展示会でも存在感のあるブランドととなり、世界でもギョームさんの作り出したブレンドのファンが増えていることを感じました。

2009年テオドーブースはこんなにも素敵な空間でした。


長々とテオドーとの出会いを紹介しましたが、皆さんに一言。

「お茶って美味しいんですよ!」

 

 

 

 

 


カテゴリー: 未分類 |