加藤裕
2013年7月
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加藤裕/Kato Yu
美味時間 –うまいとき

東京のレストランで調理を学び、海外の料理学校へ。
帰国後、日本に食の楽しさを伝えたいとパリのティーブランド「THE O DOR」(テオドー)をはじめ、欧州を中心に日本未上陸の蜂蜜やジャムなどの海外ブランドのバイイングを行い、2012年に「食」のプロフェッショナルの方々とチームを編成し、ケータリング、コンセプト、レシピ、新規プランニングなどを提案するコンサルティングカンパニー株式会社F connectionを設立。



和紙との時間 いざ高知へ

さて前回、東京でがっちりと和紙に心を持って行かれたお話の続きでございます。
もっと和紙が見たい、知りたい!!ということで浜田さんのアトリエを目指していざ高知へ!

私はこの時が初めての高知。たしか昔に修学旅行では立ち寄ったと思いますが、
あれは自分の意思ではないのでノーカウントとすればやはり今回が初!

もう空港を降りたところには、かの有名な坂本龍馬様一色。
しかし、今回の目的は和紙、坂本龍馬には目もくれず一目散に高知いの町にあるhamadawashiさんのアトリエへ。

ゆったりとした川を横目に、凛々しく連なる山々を正面に進むと、雄大な自然に包まれたアトリエに到着。
古民家を移築して作られた部屋には、美しく色とりどりの和紙が壁一面に広がっていました。

丁度この高知旅行の数日後にパリ出張を控えていたので、フランスへのお土産はもちろんこの和紙。
プレゼントをするブランドや相手をイメージしながら、色とりどりの和紙を1枚1枚めくりながら選びました。
めくるたびに微妙に違う色の和紙が現れ、一人で大騒ぎしておりました。
中には先代が漉いた和紙があったりと、深い歴史を感じました。
浜田さんの漉く和紙は1000年持つと言われており、年を追うごとに紙自体が自らをコーティングするとのこと。
確かに先代の漉いたという和紙は、表面がツルツルしており、しっかりとしたハリを感じました。
色合いだけでなく、まさに感触までも堪能。

一人で大はしゃぎしている私に、一杯のTHEODORのボリウードチャイプルを出してくださいました。
しかも、このアトリエの裏から取ってきたという湧水で淹れて頂き、正直まろやかでうまい!
この伝統と歴史を前にフランスブレンドのお茶を楽しめる、なんという贅沢。

アトリエの隣には落水紙を受け継ぐ浜田さんの弟さんの工房があり、中を拝見させて頂きました。
そこにはあの美しい模様を生み出す落水の仕掛けがありました。
シンプルな筒に穴が開いているだけに見えますが、この装置はもうあと数個しかなく、
大変貴重なもので弟さんが落水の技術を継いだときに師匠から涙ながらに譲り受けたものだそうです。
和紙を漉くための漉桁(すきげた)も年代物。新しいものよりも年季が入った古い物が使いやすいそうです。
ちなみに浜田さんの工房は少し離れたところにあるとのことで、詳しくは最後にご紹介します。

ひとしきりアトリエで和紙との時間を楽しみました。この和紙を触れるフランス人はどんな反応になるでしょうか・・。

そして、高知と言えば食に酒!静かに深い影に包まれる山々をあとに、浜田さんに連れられて
食い倒れツアーに行き、翌日東京へ。高知に和紙。一泊二日じゃ全然たりませんな・・・。

最後に私の足らない説明よりも、こちらをご覧頂ければ和紙作りの奥深さや浜田さんの素顔にも迫る
ドキュメンタリー番組です。和紙が生み出される複雑な工程にきっと驚かれることでしょう。
最後にはこの和紙を手にしたフランス人の反応も。

明日への扉 土佐典具帖紙職人Tosatengujoushi-shokunin
濱田 洋直Hamada Hironao

hamadawashiさんは7/31まで表参道「valveat81」にてインスタレーション中です。
今回は新作も来ているとのこと。お時間があるかたは是非!
Valveat81の情報はこちら
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